古民家再生★塗替えマスターズ★個人的なお話
2022/05/10
★塗替えマスターズ★こと、㈱室田工業の事務員 シバサキです
今朝もRCCラジオで取り上げられていましたが、近ごろ古民家が人気なのだそうです。
そういう私も北広島町の育ちで、実家は古民家を何度も改装して今も兄夫婦が住んでいます。
田舎の長男は、田畑・山・家の全てを相続するのが当たり前の時代がありましたが、その常識は平成・令和と時代が経過していくと廃れてしまっています。
長男が居てもいなくても、爺ちゃん・婆ちゃんの住んでいる古い家を直してまで、実家といわれる古民家に移り住む理由がない限り「厄介な財産」としか思わない人も多いようです。
「広島県 空き家バンク」を検索して、見られたことはありますか?
私は、住む・住まないは関係なく、空き家バンクの物件を見るのが好きなのでたまに見ています。
自分は山育ちで、海に憧れていたので呉市の島々の空き家を見つけて閲覧をしましたが、ミカン畑・家・畑・納屋(離れ)を含めて数百万円の格安物件が多くあります。
でも、閲覧をしていて売れている様子がありません。
理由は、私のような素人でもわかります。
せっかく部屋が多い古民家ですが、部分的な増改築しているその年代を推測すると、40年以上前の改築と思われます。
トイレは汲み取り式。
床も天井もほぼ朽ちているし。
庭があっても、庭木の手入れはされていない。
ミカン畑を写真で見ても、家から離れてアッチとソッチに離れている。
離れの家も、屋根が崩れそうで、獣が出そうな家の裏…
住むためにリフォームすればよほどの金額がかかりそうだし。
ミカン畑を整地して、新築の家を建てるとしても、工事車両が入らないほどの狭い道。
今は令和の時代です。
住まなくなった時のことを考えると、上手にリフォームを繰り返しキレイに使って売れる状態にしておくのもいいかもしれません。
せめて「厄介な相続建物」と思われないようにしたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。